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『お・ど・ろ・い・た』 [審判]

  審判協会の総会でのことです。以前から噂は耳にしていたのですが、
信じられない意見を持つ審判がいるものです。
 
 ファウルフライを捕ろうとした野手が、先ず頭に当てた(ヘディング)
場合、その飛球を捕球してもファウルだと思っている審判員がいるという
のです。まさか我が協会にはいないだろうと思ったのですが、この判定に
賛成の意見を持っている者が2人もいたのです(20人中)。恥ずかしい。
 ただ、フェア地域で同じことが起こったらアウトだというのです。理解
に苦しみます。

 この2人の理屈はどこから来ているのか。野球規則の定義2・3
「ファウルボール」(d)に、ファウル地域内またはその上方空間で、
審判員またはプレーヤーの身体、あるいは、地面以外のものに触れたもの。
があるではないか、というのです。

 確かに頭は身体の1部ですが、2人が決定的に勘違いしていることが
あります。ここでは、諸々触れた後に『誰も捕球しない』(ボールが地面
に落ちる)ということを“前提”に書かれていることです。

 2人に「この裁定を実行したことがあるの」と聞いたら、2人と
「適用したことはない 」 というのです。当たり前です。そんなこと
をしたら大トラブルになります。「もし適用したら伝説の審判になるよ」
と言ってやりました。

 長い審判生活の中で最大のカルチャーショックでした。

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